雨だれの前奏曲(プレリュード)
ショパンの代表作品
あまりにも有名な雨だれの前奏曲(プレリュード)。ショパンがマジョルカ島にサンドと滞在していた際に作曲されました。
この曲の「雨だれ」というあだ名の由来は大変有名です。ある日、ショパンは滞在先の教会で一人作曲をしていた。一方サンドは外出していた。突然豪雨が降り出し、ショパンは激しい不安に襲われた。サンドの身に何かあったのではという妄想にとりつかれた。しかし、実際は何事もなくサンドは帰ってきた。
この時に降っていた雨音の規則的なリズムがショパンに霊感を与え、曲の基調になったでは?というのが雨だれのエピソード。話がどこまで本当かは不明。むしろうさんくさいように思います。
俗に言う「雨だれ」。旋律はショパンの残した中でも指折り。しかし単に甘いだけではなく、その甘さの中には哀しさが潜んでいます。今にも崩れそうな脆く哀しい旋律です。そして最も注目すべきは中間部でしょう。嬰ハ短調に転調し、一変して死の足音が、極めて不気味に、静かに響く。不安は爆発しffとなります。それも一度だけではなく二度も爆発するのです。
爆発後の右手の旋律は胸がはりさけんばかりの苦しさ。最後に弱々しい希望の光が降る。この曲が理解できれば、ショパンの全ての音楽を理解できるようになる。私はそれだけ奥が深い曲だと思うのです。余談ですが、「前奏曲」と「プレリュード」は同じ意味です。
まとめ
- 有名なエピソードは根拠なし
- 「雨だれ」は単なるあだ名
- 本来は前奏曲第15番
- 中間部は絶望的な音楽
- 「前奏曲」は「プレリュード」の日本語訳
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