英雄ポロネーズ

ショパンの代表作品

英雄ポロネーズは名曲の多いショパンの作品の中でも最高傑作の一つです。

英雄ポロネーズの無料楽譜

楽曲分析

こんなにかっこいいピアノ曲はそうそうありません。作曲されたのは1842年。当時のショパンはジョルジュ・サンドとの関係が良好で、最も充実した作品を数多く残した時期です。この曲の根底にあるのはロシアの圧政に苦しむ故郷ポーランドの独立した未来の姿でしょうか?力強さ、前に進む力はショパンの作品の中でも群を抜いていると思います。

ピアノの低音で強靱な和音が曲の開始を告げ、一転してしなやかな三度の重音が半音進行していく。この一連の序奏はとてもわくわくするような何かがある思います。その秘密はクレッシェンドの使い方ではないでしょうか。そして華麗な主部へと移行していきます。

主旋律の輝きがこの曲の最高の魅力でしょう。わくわくすると書きましたが、英雄ポロネーズは舞曲リズムが基調だからでしょう。しかし、このピアノ曲を伴奏に踊るのはけっこう難しいのではないでしょうか。

輝いている力強い旋律は華麗な装飾音を身にまとい、いかにもピアノ曲という響きがします。ショパンの独創性が最大限に発揮されているのは中間部かもしれないです。連続する左手のオクターブは、聴く者に拭いきれない印象を与えるのです。この手法はリストにも影響を与え、「詩的で宗教的な調べ」という曲の第7曲「葬送」でこの手法を用いています。

独創的な中間部の後、なんとも言えない不思議な響きの音楽が続きます。この部分はもはや幻想曲と言っていいくらい自由な楽想です。まさにショパンの所産です。コーダは力強く堂々を曲を閉じます。ピアノ曲の中のピアノ曲だと思います。

英雄ポロネーズ 難易度

英雄ポロネーズの難易度はどれくらいでしょうか。はっきり言って難しいです。体力と技術が必要で、厚い和音をがっちりと掴む手の大きさも必要です。手が小さい人には厳しいものがあります。ホ長調で書かれた中間部の連続するオクターブをいかに機械的に弾けるかがポイント。ここが曲の最も難しい部分なので、練習あるのみです。

英雄ポロネーズ 練習方法 弾き方

やはり中間部の練習に尽きる。オクターブではなく左手の親指だけを使い、手がどういう動きをすれば無駄なく音が出るのかを研究しましょう。ここの部分の弾き方でピアノ演奏の上手か下手かが分かります。機械的な部分なのでごまかす弾き方はありません。練習あるのみです。

まとめ

英雄ポロネーズ 収録CD

B000091LCR

アシュケナージの演奏によるロングセラーのCDです。

別れの曲、革命、英雄ポロネーズ、幻想即興曲、木枯らしなどのショパンの代表作品は全て収録されています。ショパンの名曲を手っ取り早く知るには最適のCD。

演奏は世界でも指折りのピアニストであるアシュケナージ。現在では指揮者として活躍している音楽家です。アシュケナージの達成したショパン全集の中からの抜粋になります。オーソドックスで真摯なアシュケナージの演奏は初心者でも違和感なく、安心して聴くことができます。

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