幻想即興曲
ショパンの代表作品
幻想即興曲は華麗なピアノ曲のお手本のような曲です。
ジャーーン。衝撃的な和音から始まり、ざわめくような左手の分散和音。そして右手の情熱的でピアニスティックな細かい旋律。この曲は無条件に聴くものをしびれされる力があります。華麗なピアノ曲のお手本のような曲だと思いませんか。
ショパンの憧れの曲の上位にあるこの「幻想即興曲」という名は、実は単なるあだ名でしかないのです。「幻想」というのはショパンの友人のフォンタナが、出版の際に勝手につけたのです。何故そんなことをしたのかというと、理由は明白。そのほうが楽譜が売れるからです。正式には「即興曲第4番 嬰ハ短調」といいます(味も素っ気もない)。
幻想即興曲の楽曲分析
この曲の魅力はなんと言っても旋律にあります。それが高度なピアニズムと融合して最高にしびれるのでしょう。主部は常に左手の伴奏の3連符に対して、右手の旋律は16分音符です。一拍につき3:4で、ピアノに慣れていないと弾きにくいです。実際私もそうでした。
有名過ぎて多少俗っぽい感のあるこのピアノ曲ですが、実際はショパンの独創性がそれなりに発揮されているのです。不思議なことにこの曲はショパンの生前には出版されませんでした。どのような経緯で作曲され、そしてお蔵入りしていたのかが判然としない、ちょっと謎めいた曲です。しかし、ピアノ曲を代表する名曲中の名曲であることには変わりないと思います。
革命、別れの曲、英雄ポロネーズなどと並んで最高の人気を誇るピアノ曲の定番と言えるでしょう。
幻想即興曲の練習
右手の華やかなパッセージは16音符のかたまり。ムラがないようにきっちり練習するしかありません。モーツァルトのソナタを練習するつもりで厳格に練習しましょう。右手がある程度形になったら、左手の伴奏を合わせます。3:4のリズムで慣れないとぎこちないですが、練習して慣れるしかありません。
幻想即興曲の弾き方
右手をかぎりなく華やかに弾くと上手に聞こえます。音をごまかさないように、多少ゆっくりでもいいのでしっかりとしたタッチで弾くといい感じです。中間部のロマンチックな部分の弾き方はリズム感を守って弾いたほうが知性を感じます。
まとめ
幻想即興曲 収録CD

アシュケナージの演奏によるロングセラーのCDです。
別れの曲、革命、英雄ポロネーズ、幻想即興曲、木枯らしなどのショパンの代表作品は全て収録されています。ショパンの名曲を手っ取り早く知るには最適のCD。
演奏は世界でも指折りのピアニストであるアシュケナージ。現在では指揮者として活躍している音楽家です。アシュケナージの達成したショパン全集の中からの抜粋になります。オーソドックスで真摯なアシュケナージの演奏は初心者でも違和感なく、安心して聴くことができます。
幻想即興曲 楽譜
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