ドビュッシー&ラヴェル:2台ピアノのための作品集のレビュー

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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 アシュケナージ親子による名演奏!!!, 2009/9/20
投稿者 
スヌオ (横浜)
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レビュー対象商品: ドビュッシー&ラヴェル:2台ピアノのための作品集 (CD)
ヴォフカ、ウラジーミル・アシュケナージ親子による6曲の「2台のピアノのための作品」集。ドビュッシーとラヴェルから、それぞれ3曲ずつが選び出されています。この一枚を聴くのに、このパートは、ウラジーミルかな、ヴォフカかな、と思いつつ聴くのは、大変な楽しみです。これは、ウラジーミルか、と思っていると、どうも、違うようだ、ヴォフカかな、と思っているとまた違うようで、楽しさが倍加します。

それは兎も角、沈潜するパートは、実に繊細で美しく、また、強打のパートは、ペダルに頼らない、強く迫る音の粒立ちになっています。ウラジーミルの未だ衰えを知らない、粒立ちの良い音色と打鍵、ヴォフカの親に引けをとらない音色と打鍵、十分に堪能できる一枚です。極めて質の高い上手の手による、20世紀前期の音楽をエンジョイ出来ます。

5つ星のうち 4.0 Debussy、Ravelの2台のためのピアノ作品集, 2018/9/22
投稿者 
Archer King Murakami Manic (東京都葛飾区)
レビュー対象商品: ドビュッシー&ラヴェル:2台ピアノのための作品集 (CD)
村上春樹氏の長編エッセー「遠い太鼓」に、このVovka Ashkenazyに関する記述があって、少し楽しみに、少し意地悪にこのCDを聴いてみた。村上氏自身も、『……うまいとか下手とかいう以前に、魅力というものに欠けているのだ。……』Vovkaについて述べている。それに輪をかけて英”Eimes”の音楽レヴューを引用して、『私がもしアシュケナージの息子だったら、なにをしているだろうか?……でも、これだけは言える。ピアニストにだけはならなかったであろう』。受けを狙ったのかもしれないが、ひどい批評ではないだろうか?

ただこうしてDebussy、Ravelと言う20世紀初めに活躍した2人のフランス人作曲家の2台のためのピアノ作品を聴いていると、そんな批評は気にならなくなる。2人の作品がやはり、すばらしいからだろうか。

7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 実は珍しいアシュケナージ父子の共演盤, 2009/9/29
投稿者 
ニゴチュウ
レビュー対象商品: ドビュッシー&ラヴェル:2台ピアノのための作品集 (CD)
アシュケナージがその子息、ヴォフカ・アシュケナージとデッカレーベルからドビュッシーとラヴェルの作品集をリリースした。実はこの両者のピアニストとしての共演というのがめったにない。いまカタログで探してみたが、唯一あるのが、20年以上前に録音されたバルトークの「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」だけである。この録音はアシュケナージとショルティによるバルトークのピアノ協奏曲全集に併録されたもので、メイン・プログラムとしては今回が初ではないだろうか。

アシュケナージも70歳を過ぎ、以前のピアノ共演録音から20年を経たわけで、いろいろ感じるところもあるに違いないが、ドビュッシーへの録音自体も久しぶりで、94年録音のハレルとのチェロソナタ以来である。それにしてもアシュケナージは若いころはよくライヴでドビュッシーを弾いていたし(一部のライヴはCDで聴くことができる。素晴らしい演奏ばかり)、なぜもっときちんと録音してこなかったのだろう?と思ってしまう。

今回の収録曲では、「小組曲」や「6つの古代墓碑銘」のような「連弾曲」が欠けているのが残念で、聴いてみたいと思うが、それでも美しいタッチで描かれた収録曲たちは魅力に富む。遊戯の2台ピアノ編曲版は珍しいもので、ピアノならではの精度の高い音色が魅力だ。

ラヴェルは「スペイン狂詩曲」と「ラ・ヴァルス」というネームヴァリューのある曲が収録された。アシュケナージ親子のソノリティはアシュケナージのソロに比べると幾分柔らかめで和やかに感じる。音楽も切迫感よりも均衡感を保つことに重点があり、聴き手によってはやや平板に感じる部分もあるかもしれない。しかしクオリティーは高く保たれているし、やはりアシュケナージのピアノの特有の美は常に最良の武器である。ヴォフカは父とはややレパートリーを異にする印象があるが、今後の大成を期待したい。

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