ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」のレビュー

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5つ星のうち 5.0 この上なくホルンが美しいです, 2013/11/6
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レビュー対象商品: ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 (CD)
1楽章のホルンによる第一動機再現、音色、強さ、表現、処理、全て完璧です。となれば3楽章のTrioは……何度聴いても鳥肌です。最高です。
N響のホルンは千葉さんに始まり松崎さんと今に続くところは歴史的に最強です。

3楽章のTrioですが、ガーディナー・O.R.Rも結構パリッとしてました。ショルティ・CSOもちろんいいでしょう、クレベンジャー様ですし。セル・クリーブランドはカッチリこじんまり。トスカニーニ・NBCは片道切符。ザンデルリンク、ブロムシュテットのドレスデンはカタブツ。スイトナー・ベルリン国立も歴史を感じさせる点で良し。バーンスタイン・NYPは元気溌剌、VPOとはブラームスのようにはコブシまわらず。メータ・NYPはさらっと、ジンマン・TOZはノリノリ、ラインスドルフ、ミュンシュ、オザワのBSOはいずれもしっとり系、やはりボストンはクラムチャウダーですか。クライバー父とVPOは意外とあっさり、フルトヴェングラーはBPOもVPOもいずれも放置プレイ。逆にカラヤンは50年代の拘束プレイに始まり80年代最後は逃げられたって感じ。テンシュテット・LSO、VPO共にクラクラ、アバドのBPOは完璧で、VPOとのこれもこれで綺麗なんですが…綺麗なだけのようなんです。おっと、プレトニョフ・RNOはグイッと前に出てました。さすがロシアです。ゲバントハウスのコンビチュニー、マズアもNDRのヴァントも好きですがN響ほどディテール仕上がってませんね。

結論はカラヤン・BPOへの招聘を「刺身が食えない」という理由で袖にした千葉さんから始まるN響のホルンは松崎さんで頂点に立ったということでいかがでしょう。チャイコフスキー5番も涙無くして聴けませんよ。ホントに。
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5つ星のうち 5.0 明快な演奏、金管の健闘が印象的。音質傾向はいつものEXTONとは少し異なります。, 2015/7/26
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レビュー対象商品: ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 (CD)
アシュケナージらしい軽快・明快なスタイルと、N響が昔から持っていたドイツ的で重厚な響きが、
うまい具合にマッチした演奏という印象です。全体としてはこのコンビの平常運転といった趣で、
特別なサプライズはないものの、聴いていて心地よく、楽曲の良さを自然に味わえる演奏と言えると
思います。

N響は21世紀に入って以降、ノリントン、ジンマン、ホグウッドあたりを迎えて、オリジナル楽器奏法
を導入していきますが、ここでは当然ながらそうした要素はまったくなく、第1楽章末尾の慣例的な
トランペット補完も行われています。このトランペットが少々大人しめなのはアシュケナージらしい
バランス感覚だなあと思いますが、金管セクション全体は健闘しており、第3楽章のホルン三重奏は
美しく、終楽章終結の迫力もかなりのものでした。

音質面に関しては、EXTONのサントリーホール録音にしてはオフマイク傾向、ディスクのマスタリング
レベル(全体音量)も低く、どことなくNHKによる放送録音くさい音がします。バランス・エンジニア
として、オクタヴィアの江崎代表の名がクレジットされていますし、NHK関連のライセンス表記も
ありませんが、もしかすると放送との兼ね合いで何らかの制約があったのかな、とも思ってしまいます。
(なお、当方はSACDステレオ環境で聴いています。)

もっとも、いつものEXTONサウンドと傾向が違うというだけで、決して悪い音ではなく、
演奏をスポイルするようなことはありません。終演後の拍手は収められているものの、演奏中の
客席ノイズもほとんど聞こえません。

以下、長い余談となりますが、EXTON(オクタヴィア)は、過去の録音群を埋もれさせすぎでは
ないでしょうか。アシュケナージ/N響は、ベートーヴェンに加え、チャイコフスキーの交響曲も
全曲録音していますが、いずれもボックスセット化されることはありませんでしたし、日本のオケ
という括りで言えば、ゲルト・アルブレヒト/読売日本交響楽団とも、ベートーヴェンや... 続きを読む
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5つ星のうち 5.0 機敏なリズムで爽快、クライマックの恰幅も立派, 2008/7/1
レビュー対象商品: ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 (CD)
アシュケナージとNHK交響楽団によるベートーヴェン・チクルスの第4弾。今回は第3交響曲と序曲レオノーレ第3番だ。前者が2006年、後者が2004年のライヴ録音。このシリーズは欠かさず購入しているが、NHKホールで収録された第9番が、なぜか録音の質が悪くて、響きが痩せていたのだけれど、今回のサントリー・ホールで録音されたものは、演奏の質ともども見事な出来栄えで、豊かなホールトーンと合わせて存分に堪能できる一枚となった。

第3番は、アシュケナージには初録音となる。元来、機敏なリズムで颯爽とした音色を好むこの指揮者にあって、なるほどと思える内容だ。同時に、この楽曲ならではのスケール感を巧みに盛り込んでいると思う。第1楽章冒頭、有名な和音連打からして響きが豊かで、不要な肉付きを排したシャープさを感じる。それに続く細やかなで丁寧なコントロールから紡がれる音楽は、明晰であると同時に、適度な柔和さを保つ。楽器間でのモチーフやメロディの受け渡しが回を重ねるごとに、どんどん小気味良くなり、テキパキと決まっていくのはとても気持ちがいい。そして全合奏におけるホルンを中心としたふくよかな金管の響きは深みがあって格調が高い。第1楽章終結近くでもホルンのニュアンスを込めた音色は絶品。終結部の畳み掛けるテンポも心地よい。

第2楽章も名演。ここでは弦の「憂い」が美しいし、決して過度にむせび泣いたりしないのがよい。また中間部からの壮絶なクライマックスの盛り上がりは圧巻で、この部分の演奏効果としては過去の名盤をも凌ぐとも思われる。第3楽章、第4楽章も爽快と言っていいテンポでありながら、必要な音楽的掘り下げや考察も十分にあり、これは実に見事なベートーヴェンの英雄交響曲であると感心させられた。

それに比べるとレオノーレ序曲第3番はやや淡白であったが、もちろん悪い演奏ではない。NHK交響楽団の力量が如何なく発揮された録音と思う。
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