ラヴェル:管弦楽作品集のレビュー

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5つ星のうち 5.0 ラヴェル組曲"鏡""クープランの墓"管弦楽版の「完全版」⁉, 2016/7/6
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レビュー対象商品: ラヴェル:管弦楽作品集 (CD)
 ネット検索で「ラヴェル」「管弦楽」を調べていたらこんなCDを発見してしまった!(またかよ~(笑))

 ウラディーミル・アシュケナージ指揮、NHK交響楽団演奏のSACD Hybrid「ラヴェル:管弦楽作品集」2CDである。

 SACDは手持ちのプレーヤーでは聴けない(ハイブリッドだから聴けるけどね(笑))がステレオに繋いであるBlu-rayプレーヤーで再生可能である。

 どこが〈従来の版〉と違うのかと言うと…

組曲“鏡”
1蛾*
2悲しい鳥たち*
3洋上の小舟
4道化師の朝の歌
5鐘の谷*

組曲“クープランの墓”
1前奏曲
2フーガ*
3フォルラーヌ
4リゴードン
5メヌエット
6トッカータ*

 初めに作曲されたピアノ独奏曲版ではそれぞれ『5曲』『6曲』なのだが、管弦楽編曲版では*印の各曲が省かれている。

 ラヴェルはこれらは管弦楽に適さないと考えていたようだが。…後世のファンはそう考えず全曲管弦楽でも聴きたいと思っちゃったのだった。(笑)

 今回のアシュケナージ、N響の演奏は後に編曲された*印の曲の管弦楽版を含めた〈完全版〉(いわゆる)である。(2003年6月20.21日、於東京・すみだトリフォニーホール)

ちなみに管弦楽版編曲は

蛾 マイケル・ラウンド(フィルハーモニア管の鍵盤楽器奏者)
悲しい鳥たち フェリックス・ギュンター
鐘の谷 スペインのエルネスト・アルフテル

フーガ、トッカータ マイケル・ラウンド(前述)

 例によって(笑)Amazonマケプレの中古盤を購入したんだけど、たいへん結構でございました。

 ピアノ独奏曲版(サンソン・フランソア)とも聴き比べてみたのだが、ラヴェルをこよなく愛する人々の手によって追加された曲によりなかなか聴き応えある組曲〈完全版〉となりました。違和感ありません(と私は思う)。... 続きを読む
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14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 アシュケナージ・N響初録音, 2003/11/19
レビュー対象商品: ラヴェル:管弦楽作品集 (CD)
2004年9月から音楽監督に就任するアシュケナージとN響の初録音。
2003年6月のオーチャード定演後に収録された。
鏡やクープランの墓は全曲版であり、貴重な録音である。フィルハーモニアのメンバーによる編曲ということであったが、やはり原曲がピアノ曲ということもあり、「ピアノではこう響く」ということを常に念頭においた指揮であると思う。アシュケナージ独特の響きとなっている。
ツィガーヌでのソリスト、木嶋真優はブロン門下ということらしいが、大変良い。
ボレロはかなり独特である。個人的に大変気に入っているが、もしかしたら批判も多いかもしれない。
とはいえ、オクタヴィアのエクストンで、SACDハイブリッド2枚組みで3500円とはお買い得ではないか。いつものことながら録音はすばらしく、透明感のある音が楽しめる。
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18 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 今後に期待, 2003/12/16
レビュー対象商品: ラヴェル:管弦楽作品集 (CD)
最近のN響は指揮者で人がよべるということに気がついたようだ。
デュトワの次はアシュケナージ。しかし現代の巨匠に触れる機会が明らかに増えたのは確か。
閑話休題
アシュケナージはピアノ奏者としても有名である。「クープランの墓」は始めピアノ用に
作曲され数年後管弦楽のスコアも作られた。一般的には管弦楽のクープランの墓は
[1:プレリュード],[2:フォルラーヌ],[3:メヌエット],[4:リゴードン]
の順番で配置され
[フーガ]と[トッカータ]は演奏されない。
しかしこのCDではクープランの墓全曲がオーケストラで演奏されている。うーん驚いた。
全曲演奏されているクープランの墓とその曲順の変化というのがこのCDの特徴の一つとなるのだが、残念ながら裏目にでたようだ。
それは、管弦楽に編曲した2曲が全体のバランスを崩しているから。
もう少し厚みのある編成だったらなあ・・・。
しかし、クープランの墓はピアニストとしてのアシュケナージの考えが反映されているようで今後はN響の音楽監督となるわけだから興味深い。
全曲を聴いた一番の感想はN響の力不足。ラヴェル独特の雰囲気が出ていない。音が軽く、影の部分がはっきりとしていない。
またソリストの木嶋真優のツィガーヌ、勢いと音の濃さはあるのだがやはり経験の無さに不満が残る(でも16歳なんだからしょうがないかな)。
この点は今後に期待しよう。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 アシュケナージ親子による名演奏!!!, 2009/9/20
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レビュー対象商品: ドビュッシー&ラヴェル:2台ピアノのための作品集 (CD)
ヴォフカ、ウラジーミル・アシュケナージ親子による6曲の「2台のピアノのための作品」集。ドビュッシーとラヴェルから、それぞれ3曲ずつが選び出されています。この一枚を聴くのに、このパートは、ウラジーミルかな、ヴォフカかな、と思いつつ聴くのは、大変な楽しみです。これは、ウラジーミルか、と思っていると、どうも、違うようだ、ヴォフカかな、と思っているとまた違うようで、楽しさが倍加します。

それは兎も角、沈潜するパートは、実に繊細で美しく、また、強打のパートは、ペダルに頼らない、強く迫る音の粒立ちになっています。ウラジーミルの未だ衰えを知らない、粒立ちの良い音色と打鍵、ヴォフカの親に引けをとらない音色と打鍵、十分に堪能できる一枚です。極めて質の高い上手の手による、20世紀前期の音楽をエンジョイ出来ます。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 実は珍しいアシュケナージ父子の共演盤, 2009/9/29
レビュー対象商品: ドビュッシー&ラヴェル:2台ピアノのための作品集 (CD)
アシュケナージがその子息、ヴォフカ・アシュケナージとデッカレーベルからドビュッシーとラヴェルの作品集をリリースした。実はこの両者のピアニストとしての共演というのがめったにない。いまカタログで探してみたが、唯一あるのが、20年以上前に録音されたバルトークの「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」だけである。この録音はアシュケナージとショルティによるバルトークのピアノ協奏曲全集に併録されたもので、メイン・プログラムとしては今回が初ではないだろうか。

アシュケナージも70歳を過ぎ、以前のピアノ共演録音から20年を経たわけで、いろいろ感じるところもあるに違いないが、ドビュッシーへの録音自体も久しぶりで、94年録音のハレルとのチェロソナタ以来である。それにしてもアシュケナージは若いころはよくライヴでドビュッシーを弾いていたし(一部のライヴはCDで聴くことができる。素晴らしい演奏ばかり)、なぜもっときちんと録音してこなかったのだろう?と思ってしまう。

今回の収録曲では、「小組曲」や「6つの古代墓碑銘」のような「連弾曲」が欠けているのが残念で、聴いてみたいと思うが、それでも美しいタッチで描かれた収録曲たちは魅力に富む。遊戯の2台ピアノ編曲版は珍しいもので、ピアノならではの精度の高い音色が魅力だ。

ラヴェルは「スペイン狂詩曲」と「ラ・ヴァルス」というネームヴァリューのある曲が収録された。アシュケナージ親子のソノリティはアシュケナージのソロに比べると幾分柔らかめで和やかに感じる。音楽も切迫感よりも均衡感を保つことに重点があり、聴き手によってはやや平板に感じる部分もあるかもしれない。しかしクオリティーは高く保たれているし、やはりアシュケナージのピアノの特有の美は常に最良の武器である。ヴォフカは父とはややレパートリーを異にする印象があるが、今後の大成を期待したい。
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