ショパン:12の練習曲のレビュー

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62 人中、57人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 これ以上、何をお望みですか?, 2001/11/19
レビュー対象商品: ショパン:12の練習曲 (CD)
いろいろな演奏家がショパン・エチュードを録音しています。アシュケナージの詩情溢れる演奏も良いですし、小山実稚恵さんの溌剌とした演奏も捨てがたい。でも、やっぱりポリーニのこのCDは別次元の素晴らしさです。
若きポリーニの特質であるクリスタルのような輝きを放つ音色、完璧なテクニックによるスピード感あふれる表現、強靭な筋力から生み出される迫力のあるフォルテ・・・どれをとっても完璧な演奏です。
このCDがレコードとして発売された当初の宣伝文句「これ以上、何をお望みですか?」は現在も変えようがないのです。
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5つ星のうち 5.0 ポリーニの示す、普遍, 2013/3/18
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レビュー対象商品: Chopin: Etudes Op.10/Op.25 (CD)
ポリーニの演奏が、なぜ評価されているのか。。。

◯まず鋼鉄のような打鍵、それでいて美音であること
◯ツブが完全に揃っていること
◯表現に、過剰や独善が無いこと。。それによって、『偏り』というものを感じさせないということ
◯練習曲としてのテクニックは必然として優先しているが、同時に情感や詩情も込められているということ
◯強音とレガートの差に、凄まじいものがある
◯今日まで、いかなる同曲の新譜出現にも惑わされず、変わらぬ輝きを保っているということ

それが理由なのではないだろうか。。。
下馬評は多少大袈裟だが、普通に推薦盤の1つにあげられるのは確かだと思う
テクニック偏重だけの演奏であれば、とうの昔に消えている

きちんと調律したピアノの鍵盤は相当重いのだ
10数年ハノンをやり込んでいても、鍵盤が軽いと思ったことはない。。。
ピアノ演奏の難しさは、それなりに知っているつもりだが、この演奏は凄まじい

ポリーニは、アシュケナージ等とはタイプの違う、音が濁らない調律だと思うので、音色自体に軽さを感じた方は、OIBP(オリジナル イメージ ビット プロセッシング)が施された盤も聴いてみては如何だろう
自分は西ドイツ盤と共にそれも所持しているが、多少なりとも本来の録音に近付いているかもしれない
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5つ星のうち 5.0 ポリーニの完璧な名演。ただしこのアルバムを聴いたあとに聴いて欲しいアルバムがある, 2011/12/13
投稿者 
レビュー対象商品: Chopin: Etudes Op.10/Op.25 (CD)
1972年1月、5月 ミュンヘンにて録音。マウリツィオ・ポリーニの代表的名演と言える完璧な演奏である。人間の10指はここまで正確にここまで完璧に音楽を表現できるものなのか、と思うほどに完璧で、これ以上のショパンの練習曲の演奏はこの世にこれから登場することはないだろう、と初めて聴いた当時思ったのを覚えている。

しかし、それからおよそ40年を経た今、ここまで数多くの名演奏に触れてきて、このアルバムを聴いた方に是非とも聴いていただきたいアルバムがあるので、書き留めておきたい。おそらくは、このショパンの『12の練習曲 作品10/作品25』に対する考え方、聴き方が変わると思われる。

それは、マルカンドレ・アムランの演奏する『Godowsky: Complete Studies on Chopin's Etudes』だ。ショパンのエチュードをさらにゴドフスキーが難易度をアップさせた曲が存在するのだ。それが『Godowsky: Complete Studies on Chopin's Etudes』なのだが、左手だけでショパンのエチュードを22曲弾くなどあまりに難易度が高く、誰も完全な形で演奏にしえなかったのだが、これを成し遂げたのがマルカンドレ・アムランなのだ。このアルバムは、2000年度グラモフォン賞を受賞している。

ポリーニのこの演奏の『先』があるかないか。是非ともこの曲を愛する方に聴いていただきたい。
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38 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ショパンのエチュードの演奏の最高峰の1つ, 2004/8/21
レビュー対象商品: ショパン:12の練習曲 (CD)
この CDには色々な感想があるようですが、私の感想を書かせてもらいます。
技巧に偏っているという意見を見ますが、もともとこのショパンのエチュードは高度な技巧の上で如何にそのメロディーを歌わせるかの練習曲ですよね。それに曲に題名をつけることを好まなかったショパンはもともとあの有名な「別れの曲」とか「革命」とか「木枯らし」とかも、題名はつけていませんよね。それは、後の人が勝手につけたもので、映画やその他の影響で、その曲の雰囲気をこうだと決めつけるのは良くないように思います。私はむしろこのポリーニの演奏はそういった後から付いてきたもの完全に排し、全く違う次元で彼の完璧な技巧のもとにショパンが真にこのエチュードに求めたであろうメロディーを追求したものであるように思います。
もちろん、他の演奏者のエチュードも良いものがたくさんあります。私も好きな演奏が他にもいくつもあります。それは人の好みもあるでしょう。ケンプとバックハウスのベートーベンのソナタがどちらもすばらしい演奏であるのと同じだと思います。
間違いなくこのCDはショパンのエチュードの最高峰の1つだと思います。
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42 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ポリーニの音楽の批判者の文章を読んでると, 2005/2/26
投稿者 カスタマー
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レビュー対象商品: ショパン:12の練習曲 (CD)
あたかも自分が音楽に精通しているかのような専門家ぶった文章ばかりだ。技術は完璧だが、感情が無いとかの批判が多いが、ポリーニはプロのしかも世界有数のピアニストである。プロの演奏家は皆、その曲を自分のモノにする過程で、私達素人の100倍いや1000倍以上の洞察を一曲一曲に込めているのだ。あたかも専門家のような批判をする人達に言いたい。ポリーニの音楽に感情が無いのでは無く、あなた方がポリーニの一曲一曲への洞察を理解できていないだけだ。自分の音楽への無能さをさらけだすような専門家ぶった批判は、するべきで無い。
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5つ星のうち 5.0 これ以上なにをお望みですか?, 2005/1/13
レビュー対象商品: ショパン:12の練習曲 (CD)
あれは30年以上前、私がまだ貧乏学生の頃、ふらりと寄ったレコード屋の店先で見つけたこのレコードの帯には「これ以上なにをお望みですか?」とひとことだけ書かれていた。その「ひとこと」に惹かれて、生まれて初めて私はクラッシック音楽のLPを買った。
そして聴いてぶったまげた!こんなことが本当に人間にできるのだろうか・・・と。あまりの衝撃に来る日も来る日も聴き続けて、とうとうLPレコードが擦り切れてしまい、半年後には新しく買いなおした。
それ以来私はポリーニにはまり、ショパンにはまり、クラシック音楽の世界に引きずり込まれてしまった。
今では私の書斎には500枚を超えるクラッシック音楽のCDがある。クラッシク音楽は私の心のささえである。ある時は癒され、ある時は叱咤激励され、ある時はあまりの感動に涙し・・・と数え切れないほど多くのことを、たくさんの作曲家の音楽から学んだ。
良い音楽は人生を豊かにしてくれる・・・
私にとって全ては「この1枚」から始まった。ポリーニに「ありがとうと」言いたい。あなたのこの演奏は「人類の文化遺産」です。
ショパンにも「ありがとう」と言いたい。自分の命を削りながら、心に染み入る良い音楽をいっぱい作曲してくれて。
そしてまだ、このCDを聴いたことのない若い人にこの言葉を送ります。「これ以上なにをお望みですか?」
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ショパン:12の練習曲 作品10/作品25のレビュー

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5つ星のうち 4.0 一点の曇りもないショパンの理想の演奏。, 2014/5/8
投稿者 
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レビュー対象商品: ショパン:12の練習曲 作品10/作品25 (CD)
練習曲であるから、作品10・25の各曲にそれぞれの練習目的がある。その目的を完璧に達成するのが、この曲を演奏する最初で最大の目的であり、音楽的(芸術的)であるかどうかは二の次なのである。しかし、この第一の目的を完璧に達成すれば、おのずとショパンの音楽そのものがもつ芸術性が自然と表れるのであって、演奏者が意図的にテンポを動かしたりタッチを変えたりすると、かえってショパンの意図が純粋に伝わらなくなる。その意味で、このポリーニの演奏は模範的であると同時に、ショパンの作曲意図そのものをも明確に伝えている理想の演奏である。近年若手の技術系演奏家がこの曲集をことさら「芸術的」に演奏する傾向があるが、そんなことをすれば練習目的にそぐわないばかりか、ショパンの音楽が台無しになる。演奏家が作曲家にどれほど敬意を払っているかがよくわかる名演である。
☆を一つ減らした理由。私はこの演奏のLPが愛聴盤で、磨り減るほど聞いていたのだが、CD盤ではLPで再現できていたポリーニのタッチの軽さが再現できていなかった。これは録音技術の問題か、デジタル技術の限界であろう。総じてCDの演奏はLPに比べてくっきりとはするが、平板で奥行きがないように感じられるので。
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5つ星のうち 5.0 ポリーニを世界的に有名にした録音, 2013/3/1
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レビュー対象商品: ショパン:12の練習曲 作品10/作品25 (CD)
いう事なしです。この録音で、ポリーニは世界的に有名になりました。デジタル録音でないのが残念です。
多くのピアニストが、敬遠するショパンのエチュードを巧みに弾いています。感動ものです。
他のピアニストの追随を許さない演奏です。是非、皆さんも聴いてみて下さい。
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 聴けば聴くほど輝きを増すクリスタル, 2014/12/17
レビュー対象商品: ショパン:12の練習曲 作品10/作品25 (CD)
このCDに出会うかどうかで人生の音楽感が変わる人はたくさんいると思う。
僕はこのCDでクラシックに出会い、その後どの音楽よりもクラシックを好むようになった。

1曲目から刺さるような高音の響きに心奪われてしまう。
今でも聴けば聴くほどクリスタルは磨き上げられ輝きを増している。
クラシック、ショパン、ポリーニに出会えることができ幸運だった。
細かな評価など考えず聴いて感じてほしい。
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5つ星のうち 5.0 若いポリーニ、飛ぶ鳥も落とす勢いの時代, 2015/3/22
投稿者 
レビュー対象商品: ショパン:12の練習曲 (CD)
長くクラッシック音楽を聴いているので、このCD初発売の頃に驚いた記憶が鮮明にある。
当時、エチュードを全集として録音するピアニストは少なかった。
ルービンシュタイン、サンソン・フランソワぐらいしか当時全集の記憶がない。
ポリーニはショパンコンクール優勝時代のもっと若い頃の録音も今はあるが、
それから、しばらく録音から遠ざかっていたことから、
このショパンとストラヴィンスキーのペトルーシュカ(こっちが先)が実質のメジャーデビューみたいなもの。

練習曲だから、当然指の酷使をすることが目的の曲集なわけで、
弾き易いとこと、弾きにくいとこがある。
大家と言われる人の演奏とかは、ロマン的、とでもいわんばかりにルバートさせていたが、
明らかに弾きにくいとこを遅く弾く演奏が多かった記憶があった。

だが、このポリーニの演奏は、のちに「マシーン」と言われるくらいそれらを機械的に弾きこなす。
バカテクと言われる人はその昔からたくさんいたが、
ある意味、「サーカス」であった。
だが、ポリーニの演奏はサーカスにあらず、正確な演奏をする芸術の域の音楽であった。
それは、ストラヴィンスキーも同様と言える。
この当時、この若いポリーニがこれからどう「進化」するのかが楽しみであった。

最近の演奏は、当然「進化」というか、変わった。
だが、それをこのCDレビューに書くのは蛇足だから遠慮しておく。

ポリーニと同世代の双璧にアルゲリッチがいる。
今も大活躍のすごいおばちゃんになっている。
どちらも、テクが売りであった若い時代だったが、
双方とも、別の進化をしたと私は感じている。

ちなみに、最近発売の数十年かけて録音したというベートーヴェンのソナタ全集はまだ買っていない。
アルゲリッチだったら、買ってたかもしれないが、ポリーニの「進化」した姿が少し怖い気がして手がでないのが理由。
(いずれ買うだろうがw)

☆の数は、私が思うエチュードの最高峰としての数である。... 続きを読む
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