ピアノ曲解説
クラシック作曲家:ピアノの詩人ショパン
ショパンのノクターン、ワルツ、マズルカ、ピアノ・ソナタ、ポロネーズ、バラード、スケルツォなど全ジャンルの作品を解説します。
ピアノ曲解説 :目次
- ノクターン(夜想曲)
ショパンの全ノクターン(夜想曲)の解説です。これ程までに美しく、情熱的で、夢想的で、幻想的な音楽は他に類を見ないと思います。ピアノという楽器でショパンのみが表現し得たものです。ノクターンというのは英語で、訳すと夜想曲といいます。ノクターンというのも恐らくフランス語の(ノクテュルヌ)が語源だと思います。
- ワルツ
ショパンのワルツはショパンの作った作品の中でも特に優雅で気品に満ちたものである。ショパンはヴィーンに旅行した際、当時流行のシュトラウスのワルツ、すなわちウィンナワルツにはあまり感心しなかった。繊細なショパンには当時のワルツはかなり品のないものに思えたのであろう。
- ショパン エチュード
ショパンのエチュードは作品10と作品25、そして三つの新エチュードがある。作品10と作品25はショパンが弱冠19歳から22歳までの間に作曲された。エチュードとはいっても、ショパンのエチュードはその和声、旋律、律動、なにより情緒面において革命的といっても過言ではない程、それまでのエチュードとは異なる性格を持っている。
- バラード
バラードとは元来イタリア語で”物語”という意味です。ここでいう”物語”とは恐らく吟遊詩人の語るようなものを指していると思われます。ショパンはこの形式をピアノ独奏曲として初めて使った作曲家です。スケルツォやノクターンが他人からの範を得て創られたものに対して、”バラード”を音楽に用いるというのはショパン独自の創作です。
- 24の前奏曲集(プレリュード)
ショパンはバッハの平均率の影響を受け、24の前奏曲を手がけた。作曲したのは1836年から1839にかけて。ショパンはジョルジュ・サンドと運命の出会を果たし、同時にショパンの健康状態に暗い影が宿り始めた頃。そんなショパンの健康状態が作品にも当然ながら影響されている。
- 即興曲(アンプロンプチュ)
ショパンの即興曲は全部で4曲。恐らくシューベルトのそれに影響されて作曲されたと思われる。即興曲といっても本当に即興演奏によるものではなく、その書法や形式において即興的な要素が認められるという意味である。ショパンの創作分野においてはさほど重要でもなく、また傑作が残されているわけではないが、中々の名曲ぞろいである。特に「幻想即興曲」名曲中の名曲で憧れる人も多い。
- マズルカ
マズルカとはポーランドの最も郷土色の濃い舞曲の一つ。厳密にはポーランドのマゾヴィア地方が起源らしい。もともとは8分の3拍子のやや遅めの音楽であったらしい。しかしやがて4分の3拍子が標準となった。ショパンは祖国のリズムを使ってその生涯に60曲のマズルカを残した。3拍目にアクセントのあるリズムは、マズルカだけでなくショパンのおよそあらゆる曲に、その要素を見出すことができる。
- スケルツォ
スケルツォは諧謔曲という意味。元はイタリア語で「冗談」という意味らしい。スケルツォを最初に音楽に用いたのはベートーヴェンで、彼の交響曲にはメヌエットに代わってスケルツォが用いられている。ショパンはスケルツォをピアノ独奏曲として用い、その音楽はショパンの独創性が遺憾なく発揮されている傑作といえる。
- 舟歌、子守歌、幻想曲など
舟歌、子守歌、幻想曲などの傑作を解説します。
- ポロネーズ
ポロネーズ(polonaise)はポーランドに伝わる舞踊リズムである。そういう意味ではマズルカと似ているが、マズルカが一般民衆的であるのに対してポロネーズは貴族的であると言われている。18C頃はすでに舞踊としてのポロネーズは廃れてしまっており、それに息を吹きかけたのがショパンであった。
- ピアノ・ソナタ
傑作とされるショパンのピアノ・ソナタ第2番とソナタ第3番を解説します。
- ピアノ協奏曲
ショパンは若い時期に2つのピアノ協奏曲を残している。不思議なことにこれ以降はピアノを協奏曲を作曲していない。
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